トラブルシューティング |
接続エラーとその解決策を以下に示します。
この項の内容は、転送中に発生するタイムアウト(エラーコード13、15、または40)に関連するものです。ここでは、Aspera Connectがサーバーに接続できず、「Timeout establishing connection(接続の確立中にタイムアウトが発生しました)」エラーが表示された場合の解決策を示します。このケースは、TCP接続がブロックされたことが原因で発生します。Aspera Connectは指定されたTCPポート(通常は33001に構成)上でサーバーに通信しようとしていますが、クライアントサイドのファイアウォールが送信TCPアクセスをブロックしているか、サーバーサイドのファイアウォールの構成が正しくないために、Asperaサーバーへの受信TCPトラフィックを許可しないかのいずれかです。この問題を解決するには、クライアントコンピュータ(Aspera Connectがインストールされているコンピュータ)上でコマンドラインターミナルからサーバーのTCPポートに接続します。そのためには、以下のコマンドを実行して、 ポート33001(33001以外の場合は構成済みのTCPポート)上でサーバーに接続します。
> telnet server-ip-address 33001
server-ip-addressをAsperaサーバーのIPアドレスに置き換える必要があります。
表示されたエラーが「接続が拒否されました」である場合は、AsperaサーバーはSSHDサービスを実行していないため、サーバー管理者に連絡する必要があります。表示されたエラーが「タイムアウト」である場合は、クライアントサイドのファイアウォールに問題があり、送信TCPトラフィックが許可されていない可能性があります。クライアントサイドのファイアウォールがポート33001上の送信TCPトラフィック(33001以外の場合は構成済みのTCPポート)を許可していることを確認します。
この項の内容は、Aspera Connectがサーバーに正常に接続されている場合に適用されます。ただし、転送の進捗状況が0%と表示され、最後に「Data transfer timeout(データ転送タイムアウト)」エラーが表示されます(エラーコード14、15、または18)。転送されるファイルが送信先に表示されますが、そのサイズは0バイトとなっています。これは、UDP接続がブロックされたために発生します。TCP上のコントロール接続は確立されていますが、UDPを使用してデータ接続を確立できません。通常、UDPの問題はファイアウォールの構成が原因で発生します。この問題を解決するには、UDPポート33001が送信トラフィックに対して開いているかどうかをチェックしてください。